いま人気を集めているNASDAQ-100指数に連動するレバレッジ型の投資信託
最近のX(旧Twitter)を見ていると、楽天レバレッジNASDAQ-100=通称「レバナス」に投資している方々が大変多く見られるので、今回はこの、ファンドについて、記したいと思います。
このファンドは、日々の基準価額が、NASDAQ-100指数の値動きに対して概ね2倍程度になることを目指したファンドです。

NASDAQ-100指数とは
NASDAQは、「全米証券業協会」が運営する、シリコンバレーのハイテク株やIT関連の新興企業の株式の占める割合が高い、世界最大のベンチャー企業向け株式市場です。NASDAQ-100指数は、NASDAQに上場する役3000銘柄のうち、金融関連の銘柄を除いた時価総額の大きい上位100銘柄の、平均株価指数です。
上位10銘柄は、
- アップル
- マイクロソフト
- アマゾン
- エヌビディア
- メタ
- テスラ
- ブロードコム
- アルファベット(クラスA)
- アルファベット(クラスC)
- ペプシコ
NASDAQ-100指数は、「時価総額加重平均」を採用しているため、100社あるのに、上位10銘柄で過半数を占めることになります。
「レバナス」の言葉の由来は、「レバレッジ」と、「NASDAQ-100」という言葉を掛け合わせた言葉で、NASDAQ100という株価指数に連動しており、かつレバレッジがかかっている投資信託のことを広義には指します。
広義にレバナスと呼ばれる投資信託は、国内に複数存在しますが、その中でも楽天投資顧問が提供する楽天レバレッジNASDAQ-100という商品の愛称が「レバナス」と呼ばれています。
☆「レバレッジ」の基礎知識
レバレッジ(Leverage)とは、「テコの原理」を意味します。
金融の世界で使われる場合、借り入れをして資本効率を高めることを指します。
例えば、仮に自己資金1万円を持っているとします。株式市場で、1株100円の株を買うことを検討している場合、自己資金のみで購入できる株式は100株分のみです。
しかし、2倍のレバレッジをかけるとすると、1万円の自己資金で、200株分を購入することができます。このように、レバレッジを用いることで自己資金に対してより多くの資産を動かすことができるのがレバレッジの特徴です。
レバナスのメリットは、まず対象の株価指数が魅力的という点。イノベーションで知られた世界的な企業を幅広く含む株価指数を対象に投資可能です。
また、値動きの良さも利点となります。上昇基調での短期取引では、レバレッジ効果により、大きな利益を狙うことができるでしょう。
- 高い成長ポテンシャル:NASDAQ100指数は、アメリカのハイテク企業を中心に構成されており、これらの企業は長期的に高い成長率を期待できます。レバナスは、この指数にレバレッジをかけることで、成長の恩恵をより大きく受けることができます。
- 短期間での高リターンが狙える:レバレッジを使うことで、元の指数の動きに対して、2倍や3倍のリターンを期待できます。そのため、相場が上昇する局面では、短期間で大きな利益を得られる可能性があります。
- 少額投資で高いリターン:通常の投資信託や株式と比較して、レバレッジをかけることで少ない元本でも大きなリターンを狙うことが可能です。
- 流動性の高さ:NASDAQ100に連動するETFや投資信託は流動性が高く、売買が容易です。レバナスもその恩恵を受け、売買のタイミングを柔軟に調整できます。
儲けが大きいですが、リスクも当然大きくなります。デメリットもいくつか挙げましょう。
- リスクが高い:レバレッジをかけることで、NASDAQ100指数が下落した場合には、通常よりも大きな損失を被る可能性があります。例えば、指数が10%下落した場合、レバナスでは、2倍や3倍の損失となることがあります。
- 長期保有に向かない:レバレッジ型の投資信託は1日単位での価格変動に対して倍率がかかる設計になっているため、長期間保有すると、リターンが指数に対して剥離する可能性があります。市場が上下を繰り返す局面ではリバランスが行われ、想定よりもパフォーマンスが悪化することがあります。
- コストが高い:レバレッジを使うことで運用コストが通常のインデックスファンドよりも高くなりがちです。信託報酬(ファンドの運用・管理報酬として、投資信託を保有している間に支払う手数料)や、その他の費用が積み重なることで、特に長期的にはリターンにマイナスの影響を与えることがあります。ちなみに「楽天レバレッジNASDAQ100」の信託報酬は0.77%です。他の全世界インデックスファンドやS&P500インデックスファンドだと0.1ちょい%と比べると高いですね~
- ボラティリティに敏感:レバナスは価格変動(ボラティリティ)に非常に敏感で短期間な市場の揺れに対して大きく影響を受けます。安定した成長よりも、急激な価格変動が発生しやすい投資対象です。
- リスク管理が難しい:レバレッジ型投資信託は、市場の動きを的確に予測し、適切なタイミングで売買を行う必要があります。タイミングを誤ると、機体していたリターンを得られないばかりか、大きな損失を出すことがあります。
下落相場と、もみ合い相場に弱い。上昇相場には強いレバナスですが、継続的な上昇が続かない相場では損失が大きくなってしまうリスクがあります。

レバナスは、短期で利益を狙う金融商品。かなりのハイリスク·ハイリターンの投資商品になります。リスク許容度や投資目標に応じて慎重に利用する必要があります。初心者はオススメできません。
あと、商品の性質上NISA口座では扱えないので、課税口座での利用となります。
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